暴落時に買い足すタイミング(底値判断)
投資で勝つためには、米国の機関投資家同様に勝つ投資法以外にリスク管理(資金配分)が重要となる。
リスク管理は予め投入資金を決めておきその資金配分(現金と持ち株の比率)で行う。現金を残しておくことで暴落時の追加購入で買付コストを下げることができる。また、過去を見ればわかるように1~2年に一度起こる暴落時は皆パニック状態になる。しかし、下がったら買う資金を持っていることで、皆と違って冷静でいられる。このページの方法に従ってナンピン買いをするとむしろ暴落が待ち遠しくなる。
※財務や業績、成長性を鑑みて株に投資しても結果的に1~2年に一度は来る暴落で全ての利益が一瞬でなくなる。なので唯一の株の必勝法があるとすれば大暴落時に株を買うことになる。<株の利益は我慢料><人が売るときに買い 人が買うときには売れ><素人がプロに勝てるのは時間である>
通常の状態でのナンピン買いはおすすめできない。
例えば運用スタート時に1000万円を投資すると決めた場合、
日経平均200日移動平均線(1年分)が上向きか横ばいのときは、70%の700万円を投入しておく。

その後、日経平均が暴落するのを待ち暴落し始めたら、3回に分割して残り30%の300万を分割投入する。
(株の利益は我慢料。暴落は定期的に必ず来るため、凧の糸は上げすぎないこと。)
1回目→下記「判断方法(1)か(2)」のどちらかの条件が整った→100万円投入
2回目→下記「判断方法(1)か(2)」の残った条件も整った→100万円投入
3回目→ 2番底を1ヶ月以内に付ける可能性があるので、再びVIX恐怖指数が25を超えるのを待つ→25を超えた→上記、1回目、2回目の方法で→最後の100万円投入

もし、日経平均200日移動平均線(1年分)が下向きになってしまったら、
キャッシュをさらに増やすために投入資金比率を50%まで現金化する。
もし、極端な金利上昇があり、株式より債券のほうが明らかに魅力的と市場が判断し始めたら、キャッシュをさらに増やすために投入資金比率を30%まで減らし手持ちの現金を増やす。そして、日経平均200日移動平均線が上向くのを待つ。
日経平均200日移動平均線が上向いたら再び投入資金比率を70%にする。

■判断方法(1)■VIX恐怖指数を使って判断
VIX恐怖指数が30を超えたら暴落と判断する。このとき手持ち株は一切売らない。(実際には売るタイミングもないことが多い)
ただし、開示情報で売る判断が出たときルールに従って売却。
30を超え50を超えるときもあるが、指数が25を下回るまで待ってから購入する。

■判断方法(2)■日経平均のPERを使って判断
日経平均のPER(今期予想)は14~16倍の範囲内で動く。これは世界中どこも同じ傾向。
その理由の詳細はコチラを参照→PERは株式投資に不可欠な指標
つまり暴落によってPER13倍を下まわった場合には割安と判断し、その日、もしくは翌日にナンピン買いをする。
VIX恐怖指数が20を切り始めると再びER14~15倍に戻る。
