株価をPER・GDP・海外の売買動向などとの比較で割高か割安かを判断

経平均PERについては、過去の実績や欧米市場との比較から、14~16倍、より広くみて13~17倍がおおむね適正範囲との見方が一般的

日本のシラーPER(リアルタイム)は見つからなかった…。なのでアメリカのシラーPER↓
米国:S&P500のシラーPER(PE Ratioチャート)(リアルタイム)
シラーPERとは、過去10年間の1株あたり純利益の平均値をインフレ率で調整した実質純利益でPER(株価収益率)を計算する。

株式市場の時価総額を、その国の名目国内総生産(GDP)で割って求める。企業の収益力を映す株価は長期的には、自国の経済力に見合った水準に近づくとの考え方から、この数値が100%を超えると割高のシグナルとされる。

投資部門別売買動向(海外投資家、個人投資家)
2週続けて、それまでと反対方向の売買になれば基調が変わる可能性がある。
投資家別売買動向(AI予想)
元データはJPXにある→株式週間売買状況

(1)
株式益回りと、国債利回り(長期金利)を比較
株式益回り=1/PER(株価収益率)
金利水準と比較するためにPERの逆数になる。
例えば、
PERが25倍→益回りは4%。PER50倍→2%。PER15倍→6.7%
参考として、
S&P 500のPER → 株式益回り(1/PER)。PERが分かれば簡単に計算可能。
米国の10年債券利回り(国債利回り)
米国のS&P500配当利回り

(2)
株式益回りと、国債利回り(10年物国債利回り)を比較
債券(金利)と株式を比較する場合のイールドスプレッド
イールドスプレッド =
10年物国債利回り - 株式益回り(1/PER)
※国債利回り=長期金利=10年物国債利回り
※「利回り(イールド)の差(スプレッド)」
株価をPBRとの比較で割高か割安かを判断
(2020年12月28日更新)
理由はPBR1.0倍は会社を売ったときの価値(解散価値)で、もしPBR0.8倍のときに会社を買ってすぐ売れば20%の利益がでることになり、これ以上は下がりようがない。
ただし日経平均採用銘柄は優良企業の集まりなので、この考え方が成立する。
※PBR(倍)=株価÷1株当り純資産(BPS)
PBRは一般的に使われる<加重平均>と<指数ベース>の2種類があるが、過去の暴落を見る限り<加重平均PBR>で底値圏を判断するのが正解となる。
下記の表およびグラフから<加重平均PBR>が0.8~0.9倍は大底であったことが分かる!!
リアルタイムのBPS(1株当り純資産)とPBR(株価純資産倍率)
https://nikkei225jp.com/data/per.php
<加重平均PBR>のとき2008年リーマンショック後の安値、2020年コロナショック時の安値、ともに大暴落時の底値はPBR0.8~0.9間であったことがわかる!!
<指数ベースPBR>のとき2020年2月のコロナショック時にPBR(指数ベース)を下まわってないため、大底で買うことができなかったことになる。