原油が上がれば長期金利も上がる

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「私たちは大恐慌に向かっている」、トランプ氏の発言を暴論と笑えない理由 米国のインフレ収束期待は裏切られ、株価などリスク資産圧縮の動きも | JBpress (ジェイビープレス)
「私たちはおそらく大恐慌に向かっている。こんなことを言ったのは初めてだ。唯一の問題は、それがバイデンの任期中に起きるか、自分の任期中に起きるかだ」 米トランプ前大統領は9月8日、支持(3/5)

原油があがれば→予想インフレ率は上がる→長期金利が上昇する
原油と予想インフレ率の相関係数は0.9と相関性はかなり強い。

ここまで「インフレの収束→金利低下」を先取りする形で買い上げられてきました。しかし、先述した3つの要因は、インフレの収束期待が裏切られることを示唆しています。これまでのような堅調な株価を期待するのは難しくなったと言わざるを得ません。

要は原油が上がれば長期金利は上昇するわけです。このことは、(5年国債の利回りと5年物価連動国債の利回り差から算出する)予想インフレ率と原油価格との日足相関係数が0.9(2015年以降)と高いことからも明らかです。

米銀が抱える含み損はさらに拡大している
 図4の含み損データは、シリコンバレー銀行などが破綻した今年3月末時点までのものです。現在の長期金利の水準からみて、米銀の含み損は、その時点を大きく上回っているはずです。

 もし、このまま金利が上がるようならば、1987年のブラックマンデー、あるいはトランプ前大統領が言う「大恐慌」に発展する可能性もあり得るだけに、長期金利の動向には細心の注意が必要です。

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