
日銀が指値オペで価格下落(金利上昇)を抑え込んできたのは10年国債なので、指値オペのない7~9年の国債利回りが一時、10年国債の利回りを超えました。日銀がオペを7年国債にも拡大したので、7年金利は10年をまた下回りましたが、それでも日本の国債のイールドカーブ(年限ごとの利回り曲線)は以下の通り、10年のところだけへこんだ形となっています。
上のグラフを見るとわかる通り、世界に利上げが広がる前の4月28日のイールドカーブはほぼ右肩上がりの普通の形状でした。ところが、6月17日には、10年のところがへこんだ形となっています。ヘッジファンドは、長期金利を抑える日銀の政策は維持不可能と見て、日本国債ショートの勝負に出ています。


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