
【来週の注目材料】YCC再修正・撤廃に向けた期待強まる=日銀金融政策決定会合 - 2023年01月14日17:10|為替ニュース|みんかぶ
【来週の注目材料】YCC再修正・撤廃に向けた期待強まる=日銀金融政策決定会合 17・18日に2023年最初の日銀金融政策決定会合が開催されます。今回は経済・物価情勢の展望(日銀展望レポート)が公表...
17・18日に2023年最初の日銀金融政策決定会合が開催されます。今回は経済・物価情勢の展望(日銀展望レポート)が公表される回にあたっています(1、4、7、10月の会合で公表)。
- 12日朝に読売新聞が日銀は17,18日の会合で大規模緩和に伴う副作用を点検すると報じました。必要な場合は追加の政策修正を行うとしています。
- 市場では追加の修正として長期金利の変動許容幅を0.75%や1.00%にさらに拡大するという見方や、YCCを撤廃するとの見方が出ています。
- 一方いきなり撤回した場合は、これまでの緩和継続姿勢は何だったのかという批判が広がりそうです。
金融機関などのエコノミストの意見も分かれています。
- 門間元理事(みずほリサーチ&テクノロジーズ エグゼクティブエコノミスト)は、1月の会合で日銀はYCCの撤廃を検討するのではないかとしています。
- シティグループ証券は日銀が1月の会合でYCCを撤廃するとの予想を13日付で発表。
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券は同日、4-6月のYCC終了が依然メインシナリオながら、タイミングが1月会合に前倒しされる可能性を無視できなくなったとしています。
- BNPパリバ証券は0.75%への拡大では市場の攻撃にさらされ、さらなる拡大を余儀なくされるため、上限を1%に拡大すると予想
- みずほ証券は国内金融機関の準備が整っていないとして、いきなりの解除は避けるべきとしています。
- 物価見通しの上方修正と、来年度からのターゲット近くへの物価上昇見通しは、YCC修正・撤廃を後押しするものとの期待があります。


コメント